MVNOって？
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ＭＶＮＯについて
格安スマホがニュースなどに取り上げられると、必ずといっていいほどMVNOというキーワードも出てきます。
この単語、聞いたことはあるけど、その意味がいまいちよくわからない方も多いようです。
MVNO（仮想移動体通信事業者）とは、通信回線網を自社では持たず、ドコモやauなど他の事業者から回線を借りて通信サービスを提供する事業者のことを指します。
ＭＶＮＯ業者は有名どころでは、NTTコミュニケーションズ、日本通信、IIJ、BIGLOBEなどが挙げられます。
格安スマホとの関係
なぜ格安で利用できるようになるのか。そこを説明します。
これまでは、電波の割り当て事業者が数社と少なく、競争がほぼない状態でした。このため、通信料金も高止まりで、ユーザーの選択肢も限られていました。
しかし、格安スマホの事業者はキャリアの回線を借りるので、コストのかかる設備投資が不要になります。
つまり、サービス提供のコストを下げることができます。そして、MVNO業者が増えれば競争が生まれ、その結果、格安でスマートフォンなどの通信サービスを提供することが可能になります。
もう１つの理由として、機能を絞ることで安さを実現していることです。大手キャリアの場合だと、使わない余計な機能が付いていますが、これを制限することで、コストを下げることができます。
なお、既存の通信キャリアの回線を借りる形になるので、実質的な通信品質はキャリアと同等と言えます。
総務省がMVNOの参入を阻害しないよう指導していることからも、この先この流れは継続していくことになりそうです。
実際、MVNO業者の格安スマホ業界への参入はどんどん増えています。
